『オホーツク海の流氷明け毛ガニ』最高の毛ガニを食べる方法

こんにちは。食いしん坊で、グルメには目のないLTまいら(@mileage_fun)です。

カニと言えば、北海道ですよね。北海道といえば、札幌。札幌のおいしいレストランでカニを食べる。ですが、ちょっと待ってください。北海道では、もっと美味しいカニを食べる方法がありますよ。

美味しいカニの時期や場所を、今回は毛ガニに絞って紹介したいと思います。ぜひ本編をお読みいただき、あなたも毛ガニ通になって、北海道に足を運んでいただきたいと思います。

目次

最高のカニを食べる方法

最高のカニを食べる方法は、①最適な時期に水揚げされたからカニを、②最短時間で、③最高の調理方法で食べることです。

①カニは時期に寄って、美味しさの旬があります。カニの旬の時期を知り、旬のカニを食べましょう。

②カニは水揚げされた瞬間が一番美味しいです。港まで足を運び、最も鮮度のいいカニを食べましょう。

③シンプルに鍋で茹で、その場で食べる。これが最高の食べ方です。カニ本来の味を存分に感じることが出来ます。

これら①〜③を満たすためには、カニの旬の時期に、実際に港に行き、その場でカニを鍋で茹でて頂くしか方法がありません。

最高のカニを食べる方法

①最適な時期に水揚げし⇒カニの旬の時期を知る
②即座に⇒現地である港に行く
③最高の調理方法で食べる⇒鍋で茹でて、その場で食べる

カニはタラバガニやズワイガニなど様々な種類がありますが、今回は毛ガニに絞って話を進めたいと思います。

「北海道でカニを食べてみたい。出来れば最高に美味しいカニを。」という方は騙されたと思ってこれから紹介する方法で毛ガニを食べてみてください。

流氷明け毛ガニ

毛ガニ漁業は時期がずれて北海道のどこかで行われています。そのため1年中毛ガニを食べることが出来ます。でも、そんな毛ガニの最もお勧めなのはオホーツク海沿岸で採れる流氷明け毛ガニです。

流氷明け毛ガニとは?

流氷は1月下旬から3月上旬にオホーツク沿岸で見れる現象です。そしてこの流氷が明ける3月末から4月かけて採れる毛ガニのことを流氷明け毛ガニと呼びます。

流氷明けの毛ガニは、プランクトンをたっぷりと食べ、身がぎっしりと詰まったこの時期ならではの毛ガニなのです。

この時期の毛ガニは”堅がに”に分類され最高品質とされています。毛ガニは実は脱皮をするのです。脱皮をした毛ガニのことを堅がにとは別に”若がに”と呼びます。

オホーツク沿岸のどの港で?

網走、知床、紋別、雄武町などオホーツク沿岸沿いにはカニ漁業が盛んな港が沢山あります。

その中でも、空港からアクセスが良く空港自体の便数もそこそこあるのは女満別空港ではないかと思います。

オホーツク紋別空港は女満別空港より少し利便性が悪いです。今回は女満別空港に近い、網走港周辺を紹介したいと思います。

ぜひ網走港などオホーツク沿岸まで足を運んでいただきたいと思います。札幌などの内陸部と違って、港から水揚げしたばかりの新鮮な毛ガニをいただくことが出来ます。

〇〇水産

流氷明けの3月末から4月におけるオホーツク沿岸で、最高の毛ガニが採れるということは分かりました。次はどこで食べるかです。

レストランや料亭もありますが、お勧めなのは水産会社さんです。〇〇水産という名前でお店を構えています。

〇〇水産というと敷居が高く、カニの卸売り販売のようなイメージを持ってしまうかも知れませんが、実際はそんなことはなく観光客でも安心して利用できます。

水産会社さんの中には店舗内にイートインスペースを設けて、港採れたて&その場で茹でたてのカニを食べれるようにしていてくれるところがあります。

実際に筆者が網走の水産会社を訪れ、その場で毛ガニをいただいてきましたので、レポートを兼ねて2ヶ所紹介したいと思います。

カネ活 渡辺水産

まず最初に紹介するのは”カネ活渡辺水産”さんです。

女満別空港から車で30分程の場所にあります。網走港からは南に5kmぐらい離れています。

住所:〒099-3119 北海道網走市鱒浦21-19
電話:0152-45-3188

鱒浦築港(ますうらちっこう)という港で採ったカニやタコをとても安く販売している漁師の店です。朝ゆでカニも販売しています。

店内の様子です。入口を開けてすぐ、中央に水槽があります。タラバガニが元気に泳いでいます。

入口正面はタラバガニでしたが、こちら側は毛ガニです。

朝ゆで※した冷蔵のカニも売っています。

※港で水揚げしたあと、すぐに茹で上げること。その日の朝、茹でているので新鮮です。

ですが、やはり本命は水槽の中の生きているさらに新鮮な毛ガニです。

中サイズの毛ガニは4000円〜5500円ぐらいとのことです。

筆者夫婦は2人で1匹を食べるため、大サイズの毛ガニをいただくことにしました。

毛ガニを選んで図りに乗せてもらうと、なんと980gもあります。こんなに大きなカニを食べるのは初めてなので、とても緊張します。お値段は8300円でした。

高いと思われるかもしれませんが、レストランで食べることを考えると安いです。この毛ガニをレストランで食べようと思うと倍の値段はするはずです。

こちらは調理場の様子

このようにイートインスペースもあります。キレイにしてあり、素晴らしいです。

30分ほどで茹でたての毛ガニが運ばれてきました。湯気がもくもくとしていて、茹でたてなのが分かります。

アツアツでとても美味しいです。身がぎっしりと詰まっていて最高の毛ガニです。

新鮮な毛ガニの茹でたてを頂く、これほど幸せなことは他にないぐらい美味しかったです。

店内にはカニの食べ方、切り方の説明書きが用意してあり、初めての方でも安心して食べれるようになっています。

筆者も初めてのカニの分解に挑戦でしたが、説明書き通りに行えば問題なしでした。

北の浜市 増田水産

次に紹介するお店は網走港にある北の浜市 増田水産さんです。こちらも女満別空港から車で30分程です。

網走番屋というお店の中に入っています。

住所:〒093-0004 北海道網走市南4条東6-8-2
電話:0152-44-2211

すぐ目の前は網走港です。

入ってみると、中にはお土産屋さんやレストランがありました。

さらに奥には水産会社がいくつか入っていました。

その中でも、筆者はこちらの”北の浜市 増田水産”さんを訪れました。

店内のようす

サイン色紙がいっぱい飾ってあります。有名人が結構訪れるようです。

朝ゆでしたばかりのカニが販売してあります。

こちらはお目当ての水槽の中の生きたカニです。

タラバガニも良いのですが、今回はこの時期しか食べられない流氷明けの毛ガニをいただきます。

中サイズ(400g〜590g) 100gあたり950円
大サイズ(600g以上) 100gあたり1050円

お店の人と話をしてみると、先ほど網走港で水揚げしたばかりなので新鮮ですよ、とのことです。期待に胸が膨らみます。

さて、どれにしようかな?毛ガニを選びます。

こちらの毛ガニにしました。重さはなんと940gで9000円でした。

店内でその場で茹でてもらいます。テーブルセッティングもしてもらいました。

鍋で茹でてもらっています。30分ほど待ちます。

茹であがると水圧のかかった水で洗っていました。そのため、もくもくとした湯気は出てませんでした。渡辺水産さんとはやり方が違うようです。

身の引き締まったカニを、出来たてホクホクでいただき美味しいです。

筆者はカニが熱いままの出来立ての状態でいただいたため、カニ味噌がスープ状態でした。熱が冷めるとカニ味噌はペースト状態になり、より美味しいとのことです。

感想

流氷明けの毛ガニに興味を持ってもらえたでしょうか?もし食べてみたいなと思われたのであれば、ぜひともオホーツクまで足を延ばし、毛ガニを食べていただきたいと思います。本当においしくて世界観が変わること間違いなしです。

港にある水産会社で毛ガニを食べる、その中でも流氷明けの毛ガニは1年で最も美味しい毛ガニです。

筆者はこの時期の毛ガニを食べるため1年前から航空券、ホテル、レンタカーの計画をし、予約をしました。それだけのことをしても価値のある毛ガニだったと思います。

今回は毛ガニでしたが、ズワイガニやタラバカニなど美味しそうなカニはまだまだ沢山あります。北海道のカニを求める旅は、まだまだ終わりそうにありません。

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この記事を書いた人

旅行記、グルメ記など体験記が中心のブログです。お得なマイル情報などもこれから発信していきたいと考えています。

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