



「マイルって貯めた方がいいのかな?」
「マイルって難しくて良く分からない。」
「飛行機には乗るけど、マイルなんて貯めたこともない。」
こんにちは。LTまいらです。こんな声が良く聞こえてくるので、疑問に答えてみたいと思います。
マイル(mile)って何ぞや?
マイルとは?
航空会社が配っているポイントサービスのことです。楽天ポイントやTポイント、dポイントと同じです。ANAが配るポイントがANAマイル、JALが配ればJALマイルです。









そうです。マイルはクレジットカードでのお買い物やネットショッピング、ポイント交換などでも貯まります。



- 陸(おか)マイラー:ショッピングなど飛行機に乗らずにマイルを貯める人。陸(りく)マイラーとも
- 空マイラー:陸マイラーに対する言葉で、実際に飛行機に乗ってマイルを貯める人のこと
陸と空における1マイルの距離
- 陸マイル=1609メートル
- 海マイル=1852メートル
先ほどマイルは航空会社のポイントだと説明したのですが、本来マイルとは距離の単位のことです。
距離の単位としてのマイルですが、実は陸と海の2つのマイルが存在し、1マイルの距離が異なります。飛行機は海マイルの方を採用しています。









マイルの歴史
そもそもなぜ航空会社はマイルというポイント制度を始めたのでしょう。その歴史に迫ってみます。
時はさかのぼること1981年、アメリカン航空という会社が顧客の囲い込みのために始めました。乗った距離(マイル)に応じてマイルがもらえるという制度です。
他の航空会社に乗っても何も貯まらないけど、アメリカン航空に乗ると貯まるのです。マイルが貯まるのでお得なので何度も乗りますよね。アメリカン航空は大成功を収めました。
その後はこぞって各航空会社はマイルを配り始めました。ANAマイル、JALマイルなどもそうです。今では乗った距離だけでなく、クレジットカードなどでも貯まります。






マイレージ(mileage)との違い
マイルともう一つ似たような言葉で、マイレージというのがあります。マイルとマイレージはよく似てますが、違う言葉です。
マイルは距離の単位、航空用語ではポイントにあたります。
マイレージはマイルを使ったサービスプログラムのことです。
ANAで例えると、ANAマイレージクラブ(サービスプログラム)のANAマイル(ポイント)です。
マイラー(miler)は競走馬!?
マイルを貯める人のことをマイラーって言いますよね。でもこれ、実は日本語なんです。英語のmilerは競走馬だったり、100milerで時速100マイル(160km)を出せるピッチャーだったりします。
じゃあマイラーって英語でなんて言うの?ですよね。マイラーはmileage runner(マイレージランナー)です。
色々な航空会社のマイル
いくつかを例に表にしてみました。
航空会社 | マイル名 | マイレージ名 |
ANA | マイル | ANAマイレージクラブ |
JAL | マイル | JALマイレージバンク |
ユナイテッド航空 | マイル | マイレージ・プラス |
キャセイパシフィック航空 | マイル | アジアマイル |
中国国際航空空港 | マイル | フェニックスマイル |
大韓航空 | マイル | スカイパス |
ルフトハンザ | マイル | マイルズ&モア |
ブリティッシュエアウェイズ | アビオス | エグゼクティブ・クラブ |
デルタ航空 | マイル | スカイマイル |






マイルと特典航空券
マイルを使って交換した航空券のことを特典航空券と言います。









特典航空券:マイルで交換
有償航空券:現金で購入
マイルの凄いところ
マイルでファーストクラス
皆さんも一度は耳にしたことがあると思う魔法の言葉
『マイルでファーストクラス、マイルでビジネスクラス』



これは本当です。マイルがあれば、乗れます。筆者もマイルを貯めて、ファーストクラスやビジネスクラスに乗れるようになりました。筆者の旅は格安航空券からビジネスクラスやファーストクラスへとグレードアップしました。
マイルでファーストクラス体験記↓
アメリカのシカゴから夫婦でファーストクラスに乗りました。


マイルでビジネスクラス体験記↓
ヨーロッパのブリュッセルまで夫婦でビジネスクラスに乗りました。





1マイルの価値とは?
ANAマイルを例にします。
18万マイルでヨーロッパまでのファーストクラス、9万マイルでビジネスクラス、6万マイルでエコノミークラスの往復の特典航空券と交換出来ます。
ファーストクラスが180万だとすると、1マイルあたり10円の価値があります。ビジネスクラスで1マイルあたり4円、エコノミークラスで2円ぐらいが相場だと思います。



1ANAマイルと1Tポイントや1楽天ポイントを貯めるのにかけるコストはそんなに変わらないのですが、使うときは断然マイルの方がお得ですよね。
なので、一生懸命マイルを貯める人がいます。筆者もそのひとりです。



サラリーマンこそマイルを貯めよう
サラリーマンの宿命かな。悲しいことに突然仕事が入ってしまうことがありますよね。もしくは直前まで予定が立てられなかったり。
でもマイルなら大丈夫。例えばANAマイルなら、日付の変更が出来ます。3000マイルでキャンセルすることも出来ます。
6万マイルでヨーロッパまでの航空券を予約。急に用事が入り、行けなくなったとしても3000マイルをお支払いし、航空券を57000マイルに戻すことが出来ます。払いもどせるというのはとっても安心ですよね。筆者がマイルを貯め始めた理由の一つです。
その他のマイルの使い道
航空券
航空券付きのツアー
旅行券
ギフト
各種ポイントに交換
マイルにもよりますが、ANAマイルやJALマイルを例にすると上に上げたように様々なものと交換出来ます。でも、基本は特典航空券と交換するのが1番お得です。
マイルのデメリット
今まで絶賛してきたマイルですが、実はデメリットもあります。
マイルはメリットばかりではないのです。
マイルは改悪との戦い
必要マイル数の大幅な引き上げ、突然それは訪れます。
せっかく貯めたマイルの価値が一瞬で下げられてしまうのです。例えば、2015年に特典航空券に必要なANAマイルは大幅に引き上げられました。それまでヨーロッパまでのファーストクラスは12万マイルで良かったのに18万マイル必要になったのです。



特典航空券は取りにくい
特典航空券は簡単には取れません。旅行しようと検索してみると、予約出来ないことがままあります。ですが、取れないわけではありません。
誰でも簡単に取れてしまったら、逆にみんながこぞってマイルをため始めてしまうので、大幅な改悪につながるでしょう。
だからこそ、逆に上手に発券出来るようになることでプレミアチケットを手にすることが出来るようになります。
安心してください。筆者は最も取りにくいとされているゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始全てにおいてヨーロッパやアメリカへのファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの特典航空券を予約出来ています。
後々このブログでも特典航空券の発券のコツを紹介していく予定です。
マイルには有効期限がある
ANAマイルやJALマイルは獲得から3年で有効期限を迎えてしまいます。ANAやJALのマイルを沢山持っていると有効期限内に消化できないことも考えられます。
反対に保有マイル数が少なすぎると必要なときに発券出来なくて困ってしまいます。
常時10万マイル〜30万マイルぐらい持っているのがちょうどいいかもです。保有マイル量のコントールが重要になってきます。
燃油サーチャージ












各航空会社のマイレージサービスによりますが、ANAやJALマイルで国際線の航空券に交換する場合、燃油サーチャージやその他の諸費用がかかってきます。
欧州までだと大体1人当たり諸費用が2万円〜4万円ぐらい必要です。燃油サーチャージが安いときに発券するのがおすすめです。
それでもやっぱりマイルは魅力的!!
デメリットを聞いてひるんでしまったかもしれないですが、それでもマイルはやっぱり魅力にあふれています。






まとめ
マイルやマイレージについての基本をまとめてみましたが、どうでしたか?
マイルに興味が湧いてきましたか?興味も持ってもらえたのなら、ぜひマイルを貯めてみることをおすすめします。
楽天ポイントを貯めて使うのはそんなに難しくないですよね。マイルも実はそんなに難しくないのです。コツをつかんで慣れてしまえば、ファーストクラスに乗ったり繁忙期に沖縄や北海道に旅行に行ったりするのも夢ではないです。これから、そんな願いをかなえるお手伝いが出来れば幸いです。






以上、LTまいらでした。マイル(mileage)は貯めるのも使うのも楽しい(fun)ですよ。Let’s have fun!!
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