ニュージーランド旅行を計画中でガイドブックを読み進めると、マウントクックという場所が紹介されていることに気づかれると思います。
そして以下のような疑問を抱くかも知れません。
- マウントクックって訪れた方がいいのかな?
- 訪れるとすると見所は?
- どこに宿を取るべき?
- 旅行のルートはどうしよう?
など色々疑問がわいてくると思いますので、これからマウントクックを訪れてみようかなという方に向けて今回の記事を書いてみたいと思います。
マウントクック
マウントクックはニュージーランドの南島にある山のことです。なんとニュージーランドで1番高い山です。
アオラキ マウントクックとは?
基本データ:
アオラキとはマオリ語で雲の上の頂を意味します。クックはニュージーランドを探索したイギリスの海軍士官ジェームズ・クックの名前をとってます。合わせてアオラキ/マウントクックと呼んでいます。
山の高さ:
3724メートル。富士山は3776mなので、富士山より少しだけ低いものの殆ど同じ高さです。富士山と殆ど同じ高さだと思うと親近感がわいてきますね。
ニュージーランドを訪れたら、ぜひともマウントクックを訪れて欲しいです。
絶景ハイキングコース
マウントクックの見所はなんと言っても、ハイキングだと思います。
マウントクックは登山が非常に難しい山なので、マウントクック自体をのぼるのではなく、マウントクックを見るためのハイキングを行います。
マウントクックは周りを山に囲まれています。その姿を見るため、ハイキングコースが用意されています。
- フッカー・ヴァレー・トラック (往復10km、3時間30分)
マウントクック目玉の感動ハイキングコースです。マウントクックを南側から正面に拝むことが出来ます。
お手軽な2つのハイキングコース
先ほど紹介したフッカー・ブァレー・トラックはマウントクックのメイン中のメインとなるハイキングコースです。ですが往復で10kmとそこそこ距離がありますので、もうちょっとお手軽なハイキングコースを2つ紹介したいと思います。
- ケア・ポイント・トラック (往復2.5km、60分)
こちらは1時間もあれば行って戻ってこれます。マウントクックを南西側から眺めることが出来ます。出発地には駐車場がありますので、車で訪れることが出来ます。
- タスマン・グレイシャー・ビューポイント・トラック (往復1km、30分)
こちらも出発地までは車で訪れます。マウントクックを南東側から眺めることの出来るコースです。
マウントクックの宿泊エリア
- マウントクック・ヴィレッジ
おすすめはマウントクック近くにあるマウントクック・ヴィレッジというエリアです。
良い点:
マウントクックからものすごく近いです。ホテルによっては、ホテルからマウントクックを見ることが出来ます。筆者であるLTまいらは下の地図のアオラキ マウントクック アルパイン ロッジというホテルに泊まりました。
- プカキ湖周辺
もう一つはプカキ湖周辺です。こちらのエリアはマウントクックから60kmほど離れており、少し不便です。ホテルを予約するのが遅く、マウントクック・ヴィレッジ内の宿が既に埋まっていた場合はこちらのエリアの宿を取ることになります。
星空鑑賞
マウントクックのもう一つの見所は星空鑑賞です。
マウントクックは星空保護区というものに認定されています。このエリアに属していて有名なのが、テカポです。
ですが、星空が綺麗なのはテカポだけではないのです。ここマウントクックもそれはそれは綺麗な星空を見ることが出来ます。
天の川はもちろんのこと、南半球でしか見ることの出来ない、南十字星や大マゼラン星雲、小マゼラン星雲を見れるので、是非ともおさえておきたいですね。
場所は?
マウントクックは下の地図にあるようにニュージーランド南島の真ん中ぐらいにあります。空港があるのはクライストチャーチとクイーンズタウンという都市なのですが、この両都市の真ん中ぐらいでもあります。
旅行のルート
マウントクックの見所や場所をおさえたら、いよいよ旅行の計画です。
旅程を組み込むとすると1例として以下が考えられます。
クライストチャーチ→テカポ→マウントクック→ワナカ、テアナウなど→クイーンズタウン
もしくはその逆周りで組むとよいと思います。
1泊2日 マウントクック旅行記
プカキ湖
マウントクックの南側に広がる湖です。青くて綺麗でした。マウントクックとプカキ湖の間は一本道になっており、プカキ湖からマウントクックに向かうと右側 (東側)にプカキ湖がしばらく続きます。
マウントクックまではこのような道を進んで行きます。
アオラキ・マウントクック・アルパイン・ロッジ
こちらは先ほど紹介したマウントクック・ヴィレッジ内にあるロッジです。2名1泊13000円強とそこそこリーゾナブルでした。
ホテル周辺から見ることの出来るマウントクックの姿です。中央の白くなっている山がマウントクックです。
アルパインロッジのお部屋。1階です。
シャワーとトイレ。
なんと室内からもマウントクックを見れます!こんな感じです。
2階の共有キッチン
電子レンジもあります。
共有の談話エリア
2階の共有テラスから見たマウントクック
ケア・ポイント・トラック
マウントクックを近くで見たいため、ハイキングに出かけます。
フッカー・ヴァレー・トラックは大雨のため封鎖されていたので、別のハイキングコースを歩くことにしました。こちらは先ほどお手軽なハイキングコースとして紹介したハイキングコースです。
マウントクックヴィレッジからケア・ポイント・トラックまで全て歩くハイキングコースもありますが、キャンプ場まで車で移動し、そこからハイキングをはじめます。
途中途中で案内もあり、人も沢山歩いているので問題なくゴール出来ます。
かなりマウントクックに近づいてきました。真ん中の白い山がマウントクックです。
ゴールです。
正面にマウントクックを見ることが出来ます。見えているのはミューラー湖です。
帰り道。元来た道を戻ります。
星空鑑賞
ホテルのある場所は、ホテル周辺の明かりで星空がよく見えません。そのため、先ほどのケアポイントのハイキングコースのスタート地点であるキャンプ場の駐車場まで移動してきました。
天の川が肉眼ではっきりと見えます。見渡せば360度が星で埋め尽くされていて感動です。
南半球でしか見ることの出来ない南十字星です。オーストラリアやニュージーランドの国旗にもなっています。
大マゼラン星雲と小マゼラン星雲も南半球でしか見ることが出来ません。ニュージーランドに来たら必ず見ておきたいですね。
ボーエン・ブッシュ・ウォーク
こちらはアルパインロッジ徒歩3分の位置にあるちょっとした散歩道です。1周10分程です。
タスマン・グレイシャー・ビュー・トラック
次の日もマウントクックを間近に見るためハイキングコースに出かけました。まずはレンタカーでハイキングコースの入口駐車場まで移動します。
こちらはマウントクック、タスマン氷河、ブルーレイクを見ることの出来るコースです。
到着。ここからスタートします。
途中でコースが分かれるのですが、皆さん左側のタスマン・グレイシャー・ビューを目指していました。
階段を上りきったらゴールです。
「なぜブルーレイクは緑色なの?」の理由が書いてあります。
ブルーレイクと名づけられた1800年代半ばは氷河が溶け出した水で青かったらしいです。夏はスイミングプール、冬はスケートリンクに活用されていたみたいです。
現在は氷河からブルーレイクに水が入っているのではなく、暖かい雨水で藻が繁殖して緑色になっているとのことです。
こちらがブルーレイクです。確かに緑色ですね。
まだまだ階段を登ります。
頂上にたどり着くまでにもこのように所々見晴らしがいいです。
振り返るとこんなに登ってきたのだと分かります。
頂上にたどり着きました。下の写真の中央の白くなっている部分がマウントクックです。
頂上からは少しだけですが、氷河が残っているのが確認出来て驚きました。こちらはタスマン氷河という氷河です。
感想
マウントクックの見所は上で説明したように、ハイキングと星空鑑賞です。筆者もこの2つを楽しんできました。
フッカー・ヴァレー・トラックが大雨で封鎖されていたのは残念ですが、それでも残り2つのトラックを楽しむことが出来て良かったです。
運がいいことに晴れてくれましたので、星空鑑賞で天の川を見ることが出来ました。とてもきれいな星空が広がり美しかったです。
富士山と高さの近いニュージーランドのマウントクック、おすすめの観光地です。
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