無料プレミアムエコノミーアップグレード
冬休みを利用してクロアチアに旅行に行ってきました。帰国の便で、ミュンヘン羽田間をANA便エコノミーを発券していました。そして、エコノミーをプレミアムエコノミーに無料アップグレードしてもらったのですが、大変苦労したので記事にしたいと思います。
プレミアムエコノミーへの無料アップグレードとは?
国際線ANA運行便に限り、エコノミー発券でも無料でプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれるという大変嬉しいサービスをANAは用意してくれています。
対象者はANAダイヤモンド会員、プラチナ会員、そしてSFC会員です。
対象便は国際線ANA運行便です。同じNH便でもコードシェア便ではだめです。ANA運行便であることが必要です。
例
ANA運行NH便→OK
ルフトハンザ運行NH便→NG
エコノミーとプレミアムエコノミーの差
シート幅、シートピッチがまず違います。エコノミーと比べてちょっと広いです。
今回乗ったB797の機材だと、エコノミーの席の配置は左から3席、3席、3席となっていました。対して、プレミアムエコノミーは2席、3席、2席となっているので、横に2席分余裕がありました。そのため、快適です。
プレミアムエコノミー 2、3、2配列
エコノミー 3、3、3配列
その他、アメニティ、ヘッドホン等が異なっています。ステレオでノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンは素晴らしいです。
食事はエコノミーと同じですが、ビジネスクラス用のドリンクやデザートがあったりします。
そして、CAさんが心なしか親切です。
プレミアムエコノミー体験記は以下の記事も参照お願いします。プレミアムエコノミーについても触れています。
無料アップグレードの仕方
アップグレードしたい便のチェックイン24時間前にオンラインチェックインすると座席変更でプレミアムエコノミーの席が選べるようになっています。
今回はザグレブからミュンヘンで乗り継ぎです。
例:①から②へ乗り継ぎ
①ルフトハンザ運行便
ザグレブ発 16:55
ミュンヘン着 18:00
②ANA運行便
ミュンヘン発 20:00
羽田着 15:40
ANA運行便がプレミアムエコノミーへのアップグレード対象便ですので、ミュンヘン時間で前日の20:00がオンラインでのアップグレード開始時間です。ザグレブ時間で前日の16:55ではないので注意が必要です。
その他、チェックインカウンターや搭乗口でも変更を行ってくれます。
無料アップグレードに対する会員間の差
会員間の差は確実に存在します。ダイヤモンドとSFCに関しては歴然たる差を自分と妻のログイン画面で感じます。前回プレミアムエコノミーにアップグレードしたときはダイヤモンドとSFCに関しては数席の差があるだけでした。
そのときのことはこちらの記事
今回の無料アップグレードでは自分(ダイヤモンド会員)ではプレミアムエコノミー21席中残り10席から席を選べたのに対し、妻(SFC 会員)はオンラインではプレミアムエコノミーの対象座席が存在しませんでした。
無料アップグレード奮闘記
妻の分のプレミアムエコノミー席を、如何にしてゲットしたのかについての体験記を以下にまとめました。
24時間前のオンラインチェックイン
20:00ジャストでオンラインチェックインを行いました。私のオンラインチェックインに妻を追加してトライしました。ですが、座席をエコノミーからプレミアムエコノミーに変更しようとするとエラーになってしまうのです。
なぜエラーになるのか良く分からず、自分だけプレミアムエコノミーに移動させるとすんなり移動できました。
妻のIDでオンラインチェックインしてもらうとプレミアムエコノミーの座席が表示されますが、プレミアムエコノミーの全座席が選択できないようになっています。
おかしい!と思ってANAダイヤモンドデスクに問い合わせです。クロアチアからだとアメリカのサービスデスクにつながりました。
なるほどダイヤモンド会員には解放されていて、SFC会員には解放されていないのが原因でした。以前、プレミアムエコノミー争奪戦に参加したときは指定できる座席の数が異なりましたが、今回は全席だったので驚いてしまいました。
その他
クロアチアからアメリカへの電話でしたので、ダイヤモンドデスクといえど、通話料がかかりました。ダイヤモンドデスクに繋がるまでが12分、通話が3分ほどです。15分で80円ぐらいかかりました。050IP電話は通話量が安く助かります。
並びの席を優先するべきか、プレミアムエコノミーへのアップグレードにかけるか
ここで迷うのが2人ともエコノミーで並びの席を確保するか、私だけプレミアムエコノミーに変更しておいて妻の分をトランジットカウンターや搭乗口でだめもとでお願いするという賭けに出るかです。散々悩んだ結果、賭けに出ることにしました。
その後、何度も妻の分のプレミアムエコノミーの席が選択出来ないか確認するも全くSFC会員にはプレミアムエコノミーが解放される気配はありませんでした。
17時頃、ミュンヘン行きの飛行機の中で最終確認をするも解放されず。かなり焦ります。
「ミュンヘンの搭乗口ANAカウンターでの確認が最終希望だ。最悪、自分がエコノミーで妻をプレミアムエコノミーに出来ないかお願いしてみよう。」
と思い、スマホを機内モードに変更しました。
ミュンヘン搭乗口へダッシュ
ザグレブからミュンヘンに18:30到着。トランジットカウンターが見あたらなかったので、搭乗口カウンターを目指します。カウンターにたどり着くと、てっきりANAデスクだと思っていたのですが、ルフトハンザデスクでガックリです。
18:40にミュンヘンの搭乗口でのカウンターがオープンしたので、プレミアムエコノミーへの変更をリクエストしてもらいました。カウンターの係員がルフトハンザだったのでリクエストしか出来ませんでした。果たしてどうなるか?なんか無理っぽい気もしてきた。天に祈ります。
ルフトハンザSenatorラウンジへ
搭乗時間までルフトハンザのラウンジで時間をつぶすことにしました。ラウンジのWi-FiからANAにログインすると2人ともプレミアムエコノミーではなくエコノミー席に変更になっていました。。何故?
無事プレミアムエコノミーのチケットを2枚ゲット!
慌てて搭乗口に確認しに行くと2人ともプレミアムエコノミーになっていました。ログイン情報は何だったんだ?
先ほどはいなかったANAの係員がいて、プレミアムエコノミーに変更になった妻と自分の分の搭乗券をゲットです!嬉しいです。
機内へ
プレミアムエコノミー21席中、自分たちも含めて17席埋まっていました。
快適な10時間のフライトとなりました。
感想
いろいろ奮闘したので、アップグレードされたときは喜びも一塩でした。過去のアップグレードでは一切奮闘していないので、喜びもそれなりでした。いい体験ができ、次から慌てずに済みそうです。
オンラインではアップグレード出来なくてもカウンターでの希望は捨ててはいけないということも分かりました。
4月から自分もダイヤモンド会員からSFC会員に変更になります。会員間の差が分かっている分、ダイヤモンド会員がうらやましいです。
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