こんにちは。富士フイルムX70を愛用しているLTまいら(@mileage_fun)です。
X70にはより広角撮影するための、レンズの上から外付け出来るオプションがあります。大変便利なのですが、筆者には少し合わなかったというお話です。
ワイドコンバージョンレンズ(WCL-X70)
ワイドコンバージョンレンズ(以降ワイコン)はこういうものです。
X70のレンズにはネジが切ってあり、レンズフード、保護フィルター、ワイコンなどを取り付け可能となってます。
装着してみました。格好いいです。
広角21mmの世界
X70は広角28mmです。ワイコンを付けると28mm→21mmとより広角撮影が出来るようになります。
デジタル補正がかかり、画像の劣化を防ぐようになっているのが凄いです。
またワイコンを付けても、デジタルテレコンが使える点は便利です。
■ワイコンなし
標準 28mm
デジタルテレコン 35mm
デジタルテレコン 50mm
■ワイコン装着
標準 21mm
デジタルテレコン 26mm
デジタルテレコン 38mm
普段は28mmで撮影しておき、21mmが必要な時にさっと取り付ければ便利だなと思い、購入しました。
登山での風景やヨーロッパの建物などを映すときなどに威力を発揮しそうです。
■28mm (ワイコンなし)
■21mm (ワイコン装着)
上の写真は紋別市の流氷展望台からの景色です。ワイコンを付けるとより広く撮影出来ているのが分かります。
デメリット①
勢い良く購入したワイコンですが、デメリットが2つありました。
1つ目が、カメラが重く大きくなるです。ワイコンの重さが192g、X70が総重量340gなので合わせると532gになってしまいます。
大きさも大きくなり、見かけがミラーレスに近い感じになります。ポケットに入るサイズではなくなります。
そして重心がレンズ側にかかるのです。重くなるのは分かっていたことですが、重心が前方にかかるのは地味に痛いと感じました。
デメリット②
もう一つ大きな問題なのが、付け外しです。
付け外しは思ったり面倒です。付け外しの度にデジカメ側の設定を変更する必要があります。
■ワイコン装着→デジカメ側でON設定
■ワイコン外す→デジカメ側でOFF設定
この設定がとんでもなく面倒なのです。ワイコン装着してもON設定を忘れたり、外した後のOFF設定を良く忘れてしまいました。
さらにいうとネジ山をつぶしてしまいそうで扱いが怖いです。
また、付け外しに時間がかかるため普段の旅行などでは使いにくいです。撮影旅行であれば大丈夫かも知れません。
結局は
使わなくなりました。。
21mmで撮影したい場面に遭遇しても、まぁいっかと割り切ってます。
ワイコンはX70の良さである携帯性を大きく損なうので、ちょっと使いづらいです。
どんな使い方、どんな方なら使いこなせるのか?
■21mmがメインで28mmがサブ
普段から21mmで撮影をしたい方。デジタルテレコン(26mm&38mm)を使い、ワイコンを付けたまま撮影するスタイルだと使いこなせそうです。
たまーに28mm撮影をするときに外して使うという、筆者とは逆のパターンだと上手くいくのだと思います。
■とっておきの21mmのために
普段から持ち歩くのではなく、ここぞという使い方で使うのであれば、使えるかもしれません。
ここぞの例:
山・海などの絶景、室内の全体を切り取りたい。
■とてもマメな方
取り付け&取り外し作業や設定が苦にならない方は購入して大丈夫です。筆者はちょっと大変だと感じました。
さいごに
使いにくいと思ったワイコンですが、いざというときに使えそうなので保有しておこうと思います。
21mm以下の画角を常用したい場合、ミラーレスカメラを購入するのも手だと思います。
X100FやX100Vは画角が35mmなので、ワイコンを付けて28mmに出来ますが、おそらくX70同様不便に感じるのではないかと思います。
ネジ式ではなくワンタッチ式かつ設定が自動で切り替わるのであれば、もう少し活用の幅が広がるのではないかと思った筆者でした。
以上、LTまいら(@mileage_fun)でした。マイル(mileage)は貯めるのも使うのも楽しい(fun)ですよ。Let’s have fun!!
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